
AJPとは?
- 正式名称:Abu Dhabi Jiu-Jitsu Pro
- 世界最大級の柔術団体。アブダビ政府の後援で開催
- ワールドプロ(Abu Dhabi World Pro Jiu-Jitsu Championship) は柔術界で最も権威ある大会の一つ
- 世界各国で予選大会(AJP Tour)を開催
- 日本ではASJJFが主管となり、AJPルールで大会が行われる
カテゴリーと試合時間
アダルト(一般部門)
- 年齢:18〜29歳
- 試合時間(帯別)
- 白帯:5分
- 青帯:6分
- 紫帯:7分
- 茶帯:8分
- 黒帯:10分
キッズ
- 年齢:4〜15歳
- 試合時間:2〜4分
- 年齢・体重で細かく区分
- 安全第一で首・背骨に負担のかかる技は禁止
女性
- 年齢区分:アダルト(18〜29歳)、マスター(30歳以上)
- 試合時間は男性と同じ(帯別で5〜10分)
- 道着規定も同じ(白・青・黒で上下統一)
シニア(マスター)
- 年齢区分(5歳刻み)
- マスター1:30〜35歳
- マスター2:36〜40歳
- マスター3:41〜45歳
- …マスター7(61歳以上)まで
- 試合時間はアダルトと同じ
ポイントシステム(AJPルールの特徴)
AJPはIBJJFルールをベースにしつつ、よりアグレッシブな試合を促すために一部が異なります。
- テイクダウン:2点
- スイープ:2点
- ガードパス:3点
- マウント:4点
- バックコントロール:4点
💡 AJP特有のルール
- 引き込み(ガードプル)をすると相手に アドバンテージが1つ与えられる(消極性防止)
- 指導(ペナルティ)が厳しく、試合を止めてレフェリーが即時反則を取るケースが多い
- 判定では「積極性」「攻撃性」がより重視される
反則・禁止技
- 全帯共通
- スラム禁止
- 相手の帯や道着を首に巻きつけての絞め禁止
- ヒールフック禁止
- 首を極める技の多くは禁止
- 青帯以上
- 足関節技は一部解禁
- ヒールフックは基本禁止(黒帯No-Giの一部大会では可)
- キッズ
- 足関節全般禁止
- 首や脊椎に負担がかかる技は禁止
まとめ
AJP(アブダビプロ)は、世界最高峰の舞台につながるルールを持ち、国際的に広く普及しています。
- アダルト:積極的な攻撃姿勢が評価される
- キッズ:安全第一で禁止技が多い
- 女性:男性と同じルールで、国際大会でも多数活躍
- シニア(マスター):細かい年齢区分があり、誰でも挑戦できる
