脇をしめると何が変わるのか?
ブラジリアン柔術では「脇をしめる」動作がとても重要です。脇をしめることで、力が腕だけでなく体幹から相手に伝わるようになり、技の効き目が大きく変わります。逆に脇が開いていると、腕の力だけに頼ってしまい、簡単に相手に逃げられてしまいます。

力が伝わる仕組み
- 体幹と腕をつなげる:脇をしめると肩から背中の大きな筋肉が働き、力を効率よく伝達できます。
- 安定感アップ:脇を閉じることで肘が体に近づき、姿勢が崩れにくくなります。
- 余計な力みを防ぐ:腕の力に頼らず、自然に全身の連動が生まれます。

実際の柔術での使い方
- 頭を押さえるとき:脇をしめて手を組むと、相手の頭をしっかりコントロールできます。
- グリップを握るとき:脇が開いていると握力勝負になりますが、しめることで背中や体重を乗せられます。
- パスガードや抑え込み:脇をしめると相手に隙を与えず、圧力を逃がさない抑え込みが可能です。
初心者が意識したいポイント
初心者はどうしても腕で力んでしまいがちです。練習の際は「脇をしめる=全身を使う」意識を持つことで、無駄な力を使わず効率よく動けるようになります。

まとめ
柔術で強い人は例外なく「脇をしめて」技をかけています。小さな違いですが、力の伝わり方・安定感・技の精度が大きく変わる基本です。
初心者の方は、ぜひ次の練習から「脇をしめる」を意識してみましょう。


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