全てのスポーツや運動で「軸(中心軸)」は、重要なものとされています。
軸とは、いったい何なのでしょうか?
軸のことを聞いても、具体的に答えられる人は少ないと思います。
まず、理解しておきたいのが、全てのものには「中心線」があると言うこと。
中心線とは、物体を回転させたとき、回転する物体の中心(重心となる点)を垂直に結んだ線が物理的な線のことです。
コマであれば心棒に当たる部分が、中心線になります。
左右非対称のものにも中心線は存在しています。
このように石を積み上げることができるのは、中心線をきちんと組み合わせているからなのです。
中心線は、バランスをとることができる垂直線なので、「中心線=重心が取れるバランス線」だと表現することもできます。
人間の体にも、中心線があります。
物質の中心、重力の中心を「重心」
立った状態の場合、この重心を通る垂直の線が、人体の中心線になります。
立った状態で中心線を保ち、同時に全身のバランスがとれていることが、中心軸ができた状態です。
中心軸が出来ると動きにブレが無くなるので、動きに無駄がなく力の滞りも無くなります。
軸ができる事で、自然と筋肉から余計な力を抜くことが出来る様になります。
体幹の中心線と重心バランスが「中心軸」です。
常に重心のバランスを取れるのが、中心軸ができた状態。
重心のバランスを保つことができる体の状態のことを中心軸と言います。
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